扉は閉ざされたまま

扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル) 祥伝社 ノン・ノベル 838円 (+tax)

久しぶりに開かれる大学の同窓会。成城の高級ペンションに七人の旧友が集まった。<あそこなら完璧な密室をつくることができる――>当日、伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。何かの事故か? 部屋の外で安否を気遣う友人たち。自殺説さえ浮上し、犯行は計画通り成功したかにみえた。しかし、参加者のひとり碓氷優佳だけは疑問を抱く。緻密な偽装工作の齟齬をひとつひとつ解いていく優佳。開かない扉を前に、ふたりの息詰まる頭脳戦が始まった……。 (カバー裏より)