2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 緋友禅 旗師・冬狐堂 

文藝春秋 文春文庫 2006年1月刊 285p \571(+tax) 古物、骨董品を専門に扱う旗師・冬狐堂こと宇佐見陶子は、銀座のタペストリーに魅せられ、現金で全作品を買う約束をする。しかし作者は死に、作品は消えていた……。騙しあいと駆け引きのこっとう業界を生き抜…

 バッテリーIV

角川書店 角川文庫 2005年12月刊 228p ¥476(+tax) 「戸村の声がかすれて、低くなる。『永倉、おまえ、やめるか?』身体が震えた。ずっと考えていたことだった……」 強豪校・横手との練習試合で打ちのめされ、敗れた巧。キャッチャーとして球を捕り切れなか…

ミステリ既読調査 2005

某ブログ経由で「ミステリ既読調査 2005」を知ったので投票。 昨年の新刊本で読んだのは全部で14冊。 今の平均が18.8冊*1なので僕は結構少なめの方。 みんな読んでるんだなあとしみじみ思ったり。 *1:2/20 23:30現在

 一週間のしごと

東京創元社 ミステリ・フロンティア 20 2005年11月刊 331p 1800(+tax) 幼馴染の菜加には拾い癖があった。犬や猫、果てはアルマジロなど処理に困るものばかり拾ってくるのだ。いつも後始末は恭平の役目。恭平はいつも、「猪突猛進」という言葉を地でゆくかの…

 仮題・中学殺人事件

東京創元社 創元推理文庫 540円(+tax) 推理小説の歴史をひもとけば、「黄色い部屋の謎」や「アクロイド殺人事件」のように、犯人の意外性で売り出した名作があまた存在する。ところがこれまで、どんな物語にも不可欠な人物であるのに、かつてこれを犯人に仕…

 予告探偵 西郷家の謎

中央公論新社 C・novels 900円(+tax) “難攻不落のトリック”をあなたは解けるか? 大戦の傷跡をまだ深く残しつつも、人々が希望を胸に復興をとげてゆく時代――一九五〇年の十二月。それは三百年以上続く由緒ある旧家、西郷家に届いた一通の手紙から始まった。…