2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 写楽・考 蓮丈那智フィールドファイルIII

新潮社 1400円(+tax) 古文書の調査に赴いた屋敷では、出迎えるはずの当主が不可解な失踪を遂げていた。目立った盗難の痕跡もなく、事件性の見えないことから単なる「家出」と判断された矢先、一行は古文書が隠し持っていた重要な秘密、「謎の画家」の存在に…

 紳士遊戯

光文社 光文社文庫 619円(+tax) 昭和六年、駆け出しの詐欺師・立見広介は、上海から東京へ舞い戻ってきた。重要人物になりすまし高級ホテルに潜り込む広介だったが、老人と美少女の二人組にコロリと欺されてしまう。その二人こそ、伝説の詐欺師・四条君隆と…

 触身仏 蓮丈那智フィールドファイルII

新潮社 新潮文庫 476円(+tax) 《わが村には特殊な道祖神が祀られている。》美貌の民俗学者・蓮丈那智のもとに届いた手紙。神すなわち即身仏なのだという。彼女は、さっそく助手の内藤三國と調査に赴く。だが調査を終えた後、手紙の差出人が失踪してしまった…

 夏休みは命がけ!

角川書店 角川文庫 648円(+tax) バイト先に向かう群馬の高校二年生・瓜生高明は、駅で絶縁状態の幼なじみ、五郎丸とすれ違う。変わり果てたその姿に五郎丸の妹・綾に電話すると、よりによって祖父の猟銃が持ち出され、部屋には遺書が!? 兄を連れ戻して、と…

 凶笑面 蓮丈那智フィールドファイルI

新潮社 新潮文庫 514円(+tax) 《異端の民俗学者》蓮丈那智。彼女の研究室に一通の調査依頼が届いた。ある寒村で死者が相次いでいるという。それも禍々しい笑いを浮かべた木造りの「面」を、村人が手に入れてから――(表題作)。暗き伝承は時を超えて甦り、封じ…

 死神の精度

文藝春秋 1429円(+tax) 俺が仕事をすると いつも降るんだ クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語 (帯より) 箇条感想 -

 QED ベイカー街の問題

講談社 講談社文庫 619円(+tax) シャーロキアンのクラブ「ベイカー・ストリート・スモーカーズ」のパーティーに出席した、桑原崇と棚旗奈々がまきこまれた連続殺人事件。しかも現場にはダイイング・メッセージが。現実の事件と「ホームズ譚」の謎が交錯する…

 エルダ 混沌の〈市〉

早川書房 ハヤカワ文庫FT 820円 (+tax) 人々が欲望や闘争心のおもむくまま暮らすエルダの世界。そこではいま、イストリアとイーラという二大国が毎年共催する〈統一市〉に耳目が集まっていた。初めての〈市〉に胸躍らせるイーラの若き女刀鍛冶カトラは、好…

 交換殺人には向かない夜

光文社 Kappanovels 838円(+tax) その冬いちばんの雪の夜、 交換殺人は密やかに実行されようとしていた。 浮気調査を依頼され、使用人を装って山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。ガールフレンドに誘われ、彼女の友人が持つ山荘を訪れた探偵の弟子・戸…

 共犯マジック

徳間書店 徳間文庫 533円(+tax) 人の不幸のみを予言する謎の占い書《フォーチュンブック》。偶然入手した七人の男女は、運命の黒い糸に絡めとられたかのように、それぞれの犯罪に手を染める。錯綜する物語は、やがて驚愕の最終話へ。連作ミステリーの到達点…

 沼地のある森を抜けて

新潮社 1800円(+tax) 始まりは「ぬかどこ」だった。 先祖伝来のぬか床が、呻くのだ―― だいじょうぶだ。世界は終焉を迎えない。 どんな形を取っても、何に形を変えても、 伝わってゆく何かがある。 生命は、いつか必ず、光のように生まれてくる。 (帯より) …