2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

 残り一時間

これを書き始めた今現在、2007年の残りがちょうど一時間。 今年分の更新は終わりです。間に合った。 ……感想なんてしらない。 気が向いたら書くでしょ。 まあ、書かない可能性の方が大きいけど。 とりあえず、今年の総評を云うことで。 えーと、今年読んだの…

 カッサンドラの嘲笑

実業之日本社 JOY NOVELS 2007年11月刊 244p 819円(+tax) ネット上に探偵事務所を開いた涼子の許へ持ち込まれる依頼とは!? 独立した藤森涼子の許へ、身許調査の依頼が舞い込む。六十五歳になる姉の婚約者の素行を調べてほしい、というのだ。依頼主は自ら「…

 水妖日にご用心 薬師寺涼子の怪奇事件簿

祥伝社 NON NOVEL 2007年12月刊 216p 819円(+tax) 南アジア某国の王子様が来日した。ハンサムでスポーツマン、資産はじつに三兆ドル! 日本中の女性が大さわぎする中、マンガしか読まない外務大臣の頼みで、巨大テーマパークの貸し切り権を王子に譲った薬師…

 沙羅は和子の名を呼ぶ

集英社 集英社文庫 2002年9月刊 304p 552円(+tax) もしもあの時、別の選択をしていれば、全く違う人生を歩んでいたのだろうか……。平凡な会社員・元城一樹のふとした夢想が、すべての始まりだった。一人娘の和子の前に姿をあらわした不思議な少女沙羅。その名…

 タルト・タタンの夢

東京創元社 2007年10月刊 212p 1500円(+tax) カウンター七席、テーブル五つ。下町の片隅にある小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルのシェフは、十年以上もフランスの田舎のオーベルジュやレストランを転々として修行してきたという変わり者。無…

 1950年のバックトス

新潮社 2007年8月刊 254p 1500円(+tax) 一瞬が永遠なら、永遠もまた一瞬。過ぎて返らぬ思い出も、私のうちに生きている。秘めた想いは、今も胸を熱くする。大切に抱えていた想いが、解き放たれるとき――男と女、友と友、親と子を、人と人を繋ぐ人生の一瞬。 …

 Rのつく月には気をつけよう

祥伝社 2007年9月刊 232p 1400円(+tax) 湯浅夏美と長江高明、熊井渚の3人は大学時代からの呑み仲間。毎回誰かが連れてくるゲストは、定番の飲み会にアクセントを付ける格好のネタ元だ。酔いもまわり口が軽くなったところで盛り上がるのはなんと言っても恋愛…

 異人街変化機関

富士見書房 2006年4月刊 301p 1700円(+tax) 開国間もない横浜の外国人居留地に渦巻く驚愕の陰謀。渾身の時代ホラー・サスペンス! 影にしては黒すぎる。黄昏時の残光と、外燈の光。淡い光のもとでできる影が、これほど濃いはずはないのだ。小三郎の目がそこ…

 この島でいちばん高いところ

祥伝社 祥伝社文庫 2000年11月刊 151p 381円(+tax) 「少し離れた小島に、遠浅のきれいな海岸があるからね」夏休みに二泊三日の海水浴に出かけた十七歳の少女五人。無人島に渡った彼女らは、砂浜の美しさに酔いしれるあまり帰りの船に乗り遅れ、その島で一晩…