透明な一日

透明な一日 (創元推理文庫) 東京創元社 創元推理文庫 1000円(+tax)

十四年前に発生した連続放火事件。その中で能勢幸春と竹島千鶴はそれぞれの母を失った。後に再会した二人は交際を始め、千鶴が妊娠、幸春は結婚の承諾を得るため千鶴の父・久信に会いに行くが、久信は交通事故で記憶障害――前向性健忘に陥り、事故以来六年もの間毎日同じ日を繰り返していた。対面の数日後、幸春の知人で放火事件の関係者でもあった木村泰典が、公園で頭から血を流しているのを発見される。当初は強盗事件と思われていたものの、悲劇はこれだけでは終わらなかった……。次第に疑心暗鬼に駆られていく幸春と千鶴の未来の行方は? 鬼才が放つ驚愕と感動のミステリ。(中表紙より)



箇条感想
-