宇江佐真理

 余寒の雪

文藝春秋 文春文庫 2003年9月刊 318p 552円(+tax) 男髷を結い、女剣士として身を立てることを夢見る知佐。行く末を心配した両親が強引に子持ちの町方役人と祝言を挙げさせようとするが――。幼子とのぎこちない交流を通じ次第に大人の女へと成長する主人公を…

 ひょうたん

光文社 2005年11月刊 274P ¥1600(+tax) のんきな亭主と勝ち気な女房。 二人が営む古道具屋を舞台に、 当代きっての女流時代小説家が 情趣ゆたかに描く江戸に息づく 熱い人情と心意気。 (帯より) 箇条感想 個人的に今月のイチオシ。