黒蜘蛛島(ブラックスパイダー・アイランド)

黒蜘蛛島 (カッパ・ノベルス―薬師寺涼子の怪奇事件簿) 光文社 カッパ・ノベルス

 カナダ・バンクーバーで日本人男女の変死体が発見された。とある理由で捜査をかってでたのが、魔女王・薬師寺涼子
 従臣(?)泉田準一郎警部補とともに、バンクーバーに乗り込んだ涼子は、捜査に非協力な総領事に、見る者も凍り付くお仕置きを実行、。直後、ハリウッドの帝王・グレゴリー・キャノン二世から、彼が所有する島・黒蜘蛛島に招待される。だが、二世の背後には警視庁を解雇された男たちの不審な影が……。
 究極の美と破壊的な力を誇る女王様が、妖しの島で悪漢、化け物相手に問答無用の大活劇!待望の書き下ろし最新刊!(カバー裏より)
←やたらと当て字の多いあらすじ。めんどくさいので全部割愛してます。



前作は講談社、その前は光文社、そのまた前は講談社。それで今回は光文社とイマイチ何処がメインの出版社なのかよく分からないこのシリーズ。
薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズの最新刊です。


 5作目ともなると作品自体も安定しているし、そんなにアタマを使うこともないので最初から最後までサクサク読めます。
 もう国内には敵なしなのか、前々作のパリ、前作の豪華客船上(香港行き)に引き続き今回も海外編。つーか、この作品、薬師寺涼子が“そこ”にいるという時点で舞台が何処だろうと、敵がなんであろうと関係ないような・・・結局好き勝手動いてますし。
 泉田クンも相変わらず。もうちょっと気づいてやれよw