顔のない男

顔のない男 (文春文庫) 文藝春秋 文春文庫 571円(+tax)

 多摩川沿いの公園で、全身を骨折した惨殺死体が発見された。空木精作――彼は周辺の住民との接点も交友関係もない男だった。原口と又吉、二人の刑事は空木の自宅で、一冊の大学ノートを発見する。ノートを調べるうちに二人は次々に新たな事件に遭遇する。空木とは一体何者だったのか? 本格長篇ミステリー。解説・二階堂黎人(カバー裏より)