救命センターからの手紙、再び ドクター・ファイルIII
集英社 1500円 (+tax)
人間の強さと弱さ、怒りとためらい。
救命救急医療の現場で垣間見られる、
生と死のヒューマンドキュメント日進月歩という言葉通り、私がその大半の日々をおくってきたこの下町の救命センターも、この二十年で大きく変化し、医療機器や設備だけではなく、さまざまな新しい医療体制やシステムが生み出されてきています。もし、医療というものが人間に幸せをもたらすものだとすると、しかし、そんな医療の進歩の結果として、我々はより幸せになってきているのでしょうか。(「あとがき」より) (帯より)