心の中の冷たい何か

心のなかの冷たい何か (創元推理文庫) 東京創元社 創元推理文庫 780円(+tax)

失業中のわたしこと若竹七海が乗り込んだ、箱根行きの電車。一ノ瀬妙子との出会いは、忘れがたい印象を残した。それから数ヶ月もしないうちに彼女は自殺を図り、未遂だったものの植物状態になっているという。悲報を聞いた折も折、当の妙子から『手記』が届いた。肌も粟立つ内容と、彼女が電話で「忘れないでね」と念を押したいわくありげなメッセージに関連はあるのか。鬼気迫る手記の、また妙子の身に起こったことの真相を知ろうと、果敢に挑むヒロインの孤独な闘い。若竹七海ふんだりけったりの探偵行は、紆余曲折を経て、どこへたどり着く?(中表紙より)



箇条感想
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