九杯目には早すぎる
双葉社 FUTABA NOVELS
2005年11月刊 282p \800(+tax)
【原材料】
小市民・お酒・音楽・色恋・殺意・悲運・落ち
休日に上司と遭遇、無理やりに酒を付き合わされていたら、上司にも自分にもまるで予期せぬ事態が――第26回小説推理新人賞受賞作『キリング・タイム』を始め、第58回日本推理作家協会賞・短編部門の候補作に選ばれた『大松鮨の奇妙な客』など、ユーモラスな空気の中でミステリーの醍醐味を味わえる作品の数々。小気味のよい短編集をご堪能あれ!
(帯より)
箇条感想
- 『大松鮨の奇妙な客』でそのトリックに思いっきりだまされる。
- が、文章力だけみると、新人らしい初々しさが漂ってきたりもする。
- そのアンバランスさが魅力かな。反面大きな欠点でもあるのだけど。
- 印象としては倉知淳の初期の作品みたいな感じか。