女子大生会計士の事件簿 DX.1 ベンチャーの王子様

女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様 (角川文庫) 角川書店 角川文庫
2004年10月刊 283P ¥533(+tax)

あなたのキャリアや資産の命運は――すべて〈会計〉が握っている! キュートな女子大生会計士・藤原萌実と入所一年目の新米会計士補・柿本一麻が監査の先々で出くわす奇妙な事件。粉飾会計、会社乗っ取り、クーポン詐欺などバラエティ豊かな謎を解くうち、会計の仕組み、会社の仕組み、そして経済の仕組みがみるみる分かる! 単行本未収録の短編二本を追加収録したデラックス版として、かつてない超実用的ビジネス・ミステリ待望の文庫化第一弾! さらにとにかく便利な「やさしい会計用語集」付き!
(カバーより)

収録作品
・〈北アルプス絵はがき〉事件 ――簿外入金・架空出金の話――
・〈株と法律と恋愛相談〉事件 ――債務保証・商法の話――
・〈桜の頃、サクラ工場、さくら吹雪〉事件 ――未収入金・未払金の話――
・〈かぐや姫を追いかけて〉事件 ――固定資産の話――
・〈美味しいたこ焼き〉事件 ――売掛金の話――
・〈死那葉草の草原〉事件 ――土地評価の話――
・〈ベンチャーの王子様〉事件 ――SPC(特別目的会社)の話――
・女子大生会計士の事件後



箇条感想

  • ルールがあって問題があって回答があってと、きっちりミステリーとしての韻を踏んでいるのでふつうのミステリーと比べてそんなに違和感はない。
  • とはいえ、ルール(会計学)に疎すぎて何が問題なんだかがよくわからなかったり。
  • 別に女子大生である意味もないと思うけど・・・ねぇ
  • 作者が「さおだけ屋」*1の人と知ったのはついさっき。へぇ〜。
  • 読了は2006.11月上旬

*1:さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学ISBN:4334032915