晩夏に捧ぐ 成風堂書店メモ(出張編)

晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編> (ミステリ・フロンティア) 東京創元社
2006年9月刊 251p 1500円(+tax)

以前成風堂にいて、今は故里に帰り、地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、杏子のもとに一通の手紙が届いた。勤務先の宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機に立たされている、ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。杏子は気が進まぬながら、多絵を伴って信州の高原へと赴く。そこで待ちかまえていたのは、四半世紀ほど前に弟子の手で殺されたという老大作家の死に纏わる謎であった……! 「本の雑誌」二〇〇六年上半期ベストテンの堂々第二位に輝いた「配達あかずきん」で今もっとも注目を集める著者、初の長編推理小説
(カバー袖より)

 収録作品
 ・本編
 ・あとがき
 ・杏子さんたちに見習いたいこと 寺田結美



箇条感想

  • 長編。
  • 本屋探偵といいつつ、どんどん本屋から離れていくこのシリーズ。
  • 今回ではとうとう単なる舞台セットでしかないんですが……
  • ただ、ミステリとしては及第点かな
  • 読了は2008年01月21日