光文社
2007年9月刊 340p 1600円(+tax)
「生きるという、ただそれだけのことが何故にこうも不自由なのかと、思うことがございます」
江戸の町で、女郎が次々と殺されていく。誰が、何のために? 切れ者ゆえに世にいらだつ若き同心・信次郎は、被害者の一人が挿していた簪が、元暗殺者の小間物問屋主人・清之介の店『遠野屋』で売られていたことを知る。因縁ある二人が交差したとき、市井の人々が各々隠し抱えていた過去が徐々に明かされていく。生き抜く哀しさを、人は歓びに変えることが出来るのか?
(帯より)
収録作品
・本編
箇条感想
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