八妖伝

八妖伝 (ハヤカワ文庫FT) 早川書店 ハヤカワ文庫FT


李高老師とその助手十牛の冒険譚3部作の3作目。


暇に任せてのイッキ読み。
のワリには体調が悪くてちっともアタマに入ってません。
なので面白いんだか面白くないんだか・・・はぁサッパリサッパリ


正直言って、このシリーズ、あんまり面白くないです。
妙に読みづらい。
作者がアメリカの方の所為なのか物語は中国風なのに
全体的な印象がアメリカンファンタジーみたいな印象を至るところで感じちゃって・・・ね。


日本で出版される中国的な小説って大体が日本人が書いたものだけど、
それらは日本で出版されることを前提としているわけで
当然日本的な味付けがしてあり、嗜好が合うのだと思うんだよね。
本作は一度アメリカで出版されたものを翻訳しているせいか
修正不可能なまで違和感が広がってしまっているんじゃないかと。
まあ、例えて言うなら日本の「寿司」が
アメリカで「カリフォルニアロール」になって帰ってきたみたいなのかな。
ただ、この例えも「発信源」と「受信先」が一緒なんで、正確とは言えないけど。