リアル鬼ごっこ
時は西暦３０００年の未来世界。
そこに暮らす人々は王さまのもとに皆平和に暮らしていました。
ところがある日突然王さまは思いつきます。
「わしと同じ姓があるのは気にいらん！」と。
こうして始まる全国５００万人の「佐藤」さんを根絶やしにすることを目的とした鬼ごっこ。
「佐藤」さんたちは掴まると死刑、１週間逃げ切れば望みの褒美が与えられる命を懸けた“リアル”な鬼ごっこ。
悪夢な世界の幕開けです。
こうしてあらずじを書くと面白そうでしょ。
ところがねぇ・・・
あまりのつまらなさ、というか文章力の低さに絶句。
ネット上とか同人本などの個人的な趣味ならともかく、
出版社が発行した単行本でこれでは、ホントがっかり。
('04.04.22追記)
今のところこの読書日記の中で一番検索が多いのがこの作品。
上に書いてあるとおり、文章力がメタメタで、ストーリー自体も面白くも何ともありません。ぼくとしても他のヒトに勧めたりはしません。
が、
この程度でも作家としてやっていけるんだ。と変な自信を付けるのにはうってつけです。
作品自体の面白さではなく、違った意味での「面白さ」を求めるのでしたら読んでみるのも一興かと思います。
