語り女たち

語り女たち 文藝春秋 文春文庫
2004年4月刊 172p 1600円(+tax)

微熱をはらむ
その声に
聴き入るうちに、


からだごと
異空間へ
運ばれてしまう17話。


色とりどりの、
〈謎〉のものがたり。


体験したり、人づてに聞いたりした、比較的単純なことを、飾り気なく話していくのが物語の原点でしょう。『語り女たち』は、物語の懐かしい故郷に帰り、その山裾や川べりや辻を歩くつもりで書きました。題名が示すとおり、語り手となるのは女性たちです。書きながら自分もまた、こだまを聞くように、彼女たちの声に耳を傾けていたのだと思います。
北村 薫
(帯より)



箇条感想

  • ショートショート集なのだけど。
  • ショートショート」という分野としてはワリとふつう。
  • 作者としてはそれがねらいなのかもしれないけれど、いまいち物足りなさが先行するのは・・・