プレゼント

　中央公論社　中公文庫　705円(＋tax)

ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。トラブルメイカーのフリーター・葉村晶と娘に借りたピンクの子供用自転車で現場に駆けつける小林警部補。二人が巻き込まれたハードボイルドで悲しい八つの事件とは。間抜けだが悪気のない隣人たちがひき起こす騒動はいつも危険すぎる！(カバー裏より)

　フリーターの葉村晶と、小林舜太郎警部補がそれぞれ交代で主役をつとめる８編の連作短篇集。


　タイトルがシンプルすぎて買ってはみたものの食指が動かずにしばらく積ん読リストに入っていたのだけど、思っていた以上に面白かったです。
　若竹作品はコレで６作目なんだけど、彼女の場合、一本の長編よりも本作や「ぼくのミステリな日常」みたいな連作短篇の方が面白いのかも知れない。