とっても不幸な幸運

とっても不幸な幸運 双葉社
2005年3月刊 277p 1500円(+tax)

ちょっとひねくれているけれど、料理自慢で世話好きな店長のいる酒場。
クセモノ常連客たちが、今日もアノ「缶」を持ちこんだ……。
缶の中にあるのは「災い」? それとも「幸せ」?
(帯より)

収録作品
・序章
・第一話 のり子は缶を買う
・第二話 飯田はベートーベンを聴く
・第三話 健也は友の名を知る
・第四話 花立は新宿を走る
・第五話 天野はマジックをみせる
・第六話 敬二郎は恋をする
・終章


新宿のビルの地下にある一軒の酒場。一見には入ることすら敵わないその酒場には、料理上手だけど厳つい店長のもと、毎日のように常連客が集まってくる。
そんな酒場に持ち込まれた「とっても不幸な幸運」の缶が、不思議な事件を引き起こす。俎上に載せられるのは缶を持ち込んだ本人、真剣だけど無責任な常連客がその「事件」を解くために論争、推理合戦、時には派手な喧嘩が繰り広げられる。
アットホームでどこか切ない六つの短編とともに貴方もこの「酒場」へとご案内いたします。
 てな感じのストーリー。

箇条感想

  • 連作短編。
  • 感動するほど面白いわけではないけど、まあそれなり。暇つぶしにはなる。
  • 読了は2007.1月11日